1.経緯
京西テクノスは医療、計測、および通信を主要な事業分野として、それに使用される電子機器の保守、修理等のサービス事業を幅広く展開し、豊富な実績があります。昨今の厳しさを増す市場環境において、いずれの事業分野においても、ネットワークソリューションの強化が戦略的に不可欠と判断しております。とりわけ、現在主力の保守・サポート業務に加えて、上流のコンサルティングやシステム設計、構築を含めたトータルサポート体制の整備が、急務と考えておりました。
一方、YDCは、長年にわたってLANやWAN、インターネットの環境で使用される各種のネットワーク機器や、これらを含めたネットワークシステムのコンサルティング・設計・構築事業(ネットワークインテグレーション:NI)を展開してきましたが、今後この事業を維持・拡大させるためには、両社が協調し、医療や計測、通信などの分野で相乗効果を重視する京西テクノスへの譲渡が最善と判断したものです。
2.取得事業の内容
今回の譲渡に伴い、京西テクノスはYDCより下記対象事業に関連する従業員を含む資産を取得、継承します。
(対象事業)
・LAN、WAN、インターネットを構築する各種のネットワーク機器の販売
・上記ネットワーク機器を使用するネットワークシステムのコンサルティング/設計/構築業務
・上記ネットワークシステムの運用/保守業務
3.今後の展開について
京西テクノスは、既に実績をベースに定評のあるサービス/サポート体制と一体化させたNIビジネスへと強化し、医療、計測、通信分野など、IT化提案の推進により、現行の両社ビジネスの合算年間売上10億円を3年後に14億円へと拡大することを企図しております。
一方、YDCは豊富な実績のあるERP関連の構築サービスや、EDI/EAIをはじめとするデータ交換分野でのシステムインテグレーション事業を従来にも増して強化していくほか、品質管理など製造業に特化した独自の製品開発などに注力します。
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